本人すら、
パスワードを知らないメール。
ChirariMail は、利用者にパスワードを渡さない運用と、メール本文をディスクに残さない設計で、「盗まれる前提」をひとつずつ無くしていくWindows向けセキュアメールクライアントです。M365 を契約しなくても、さくらのメール環境だけで安全に運用できます。
「守る機能」ではなく、
「盗まれる理由」を無くす設計。
装置を足して守るのではなく、事故が起きる前提そのものを構造から取り除く。ChirariMail の考え方は3つに整理できます。
知らないから、漏れない。
パスワードは管理PCで機械生成し、利用者本人には知らせません。本人が知らなければ、フィッシングで騙し取られることも、うっかり付箋に書いて貼ることもありません。退職・端末入れ替えの際も、管理PCから発行し直すだけ。全員へのパスワード変更周知という大仕事が不要になります。
残さないから、盗まれない。
受信したメール本文はディスクに書き込まず、メモリ上でのみ扱い、閉じれば揮発します。ノートPCを紛失しても、ディスクを抜き取られても、本文がそこに残っていません。認証に使う鍵はそのPCの専用チップ内に封じられ、USB等でコピーして持ち出すことができません。
国内で、小さく、堅く。
データが置かれるのは、さくらインターネットの国内サーバと、お客様の端末だけ。海外クラウドを経由しません。大規模なクラウド基盤に相乗りせず、必要な範囲だけの小規模運営(クラウドレス)で、攻撃対象になりやすい大きな面を持たない構成です。既存の「さくらのビジネスメール」の上に構築できます。
人が覚えられないパスワードだから、
総当たりで破られにくい。
人が覚えられる長さのパスワードは、現実的に破られ得ます。ChirariMail は機械生成の長いパスワードを用い、オンライン・オフラインどちらの総当たり攻撃に対しても、事実上破ることが困難な水準を狙います。
x9$Kv2#mNq8@Lp4!wZ7&Rt3^Yb6*Hs1%Fg5…
≈ 50桁(さくら環境の実測上限に合わせて設定)
開く前に検査し、
痕跡を残さない。
ウイルスが疑われる添付や本文は、開く前に Windows 標準の検査(AMSI)で確認します。処理はメモリ上で行い、ディスクに痕跡を残さないため、うっかり開いてしまっても感染が広がりにくい構造です。
「もしも」のとき、どうなるか。
機能の名前ではなく、実際に困る瞬間で、今お使いのメール(Outlook / Thunderbird + 自分で決めたパスワード)と比べてみてください。
技術仕様での比較
導入形態が異なる3つを、同じ観点で並べます。M365 は大規模向けには優れた選択肢です。ChirariMail は「ID基盤(IdP)を持たない中小・さくら利用企業」に向いた住み分けの製品です。
製品仕様
- 製品名
- セキュアメールクライアント「ChirariMail(Chirari メール)」
- 対応環境
- Windows / IMAP over TLS(例:i-rd.sakura.ne.jp:993)
- 構築基盤
- さくらのビジネスメール等、さくらインターネットの国内メール環境
- セキュリティ
- パスワード非開示運用(反転フロー配布)/ 本文RAM揮発 / TPM封印 / AMSI検査 / 機械生成長パスワード
- 想定業種
- 医療・金融・自治体・製造業など、機密性の高いメールを扱う中小企業
- 開発・販売
- 株式会社アイ・アールディー(IRD inc.)
